ヒョウモントカゲモドキの紹介・飼育
自分の飼い方を書いてあります。
飼育方法は皆様の個体の性格や状態、環境によっても変わってきますので参考程度に考えてください。


●ヒョウモントカゲモドキの魅力
基本的にのんびりした性格で通称ヒョウモン、レオパなどと呼ばれ親しまれている地上生ヤモリです。販売されている個体の多くは繁殖個体でじょうぶで飼いやすく大きさは手の平に乗る程度です。
海外では毎年様々な美しい品種が作出されていてそのようなすばらしい品種はまさに芸術品のようです。改良品種は主に品種名で呼ばれます。
●ヒョウモントカゲモドキの生態
和名:ヒョウモントカゲモドキ
英名:レオパードゲッコー
学名:Eublepharus macularius
原産国:パキスタン、アフガニスタン、インド西部、イランなど
全長:[ハッチベビー]平均7cm [アダルト]20〜28cm
体重:[ハッチベビー]平均3.5g〜4g [アダルト]60〜100g
寿命:10年以上[最高♂28年 ♀21年]
●飼育ケージのサイズ
飼育ケージのサイズ:縦(全長の1.5〜2倍)X横(全長と同じ程度)X高(脱走出来ない高さ)※個体が開けられない蓋があれば高さは全長の半分もあれば充分です。壁は登れませんが脱走には注意です。通気が悪く蒸れるような蓋は不可。

家のアダルト一匹用のケージは31X14X19cmのプラスチック水槽で高さ不足のため脱走防止にパンチ板の蓋をつけていますが狭いです。縦横高があと5cm広い方がベストです。
●飼育器具・セット
保温設備(プレートヒーターなど)、水入れ、ウェットシェルター
家のセット
保温:プレートヒーターをケージの外に半面敷く。
水:レオパが飲める高さの水容れ。
床材:キッチンペーパーを敷いて汚れたら交換していましたがめちゃくちゃにされるため今はペットシーツ。床が固いと爪の伸びと体重で指の曲がる事も。
砂は清潔な環境を維持するには定期的な交換が必要、ベビーの誤食で事故が起きる事もあります。
●餌の種類
フタホシコオロギ、ヨーロッパイエコオロギ、クロコオロギ、ジャイアントミルワーム(甲虫の幼虫)、シルクワーム(蚕の幼虫)、ハニーワーム(はちみつ蛾の幼虫)、デュピア(ゴキブリ)、冷凍ピンクマウス、その他昆虫の缶詰など

●餌は生体のサイズにあったものを使ってください。目安は生体の頭の半分くらいの大きさがベストです。
あまり大き過ぎたり皮が固いと消化できない事もあります。
●飼育温度
ベビー:ケージ温度は28〜31C゚でケージの50〜75%に底面ヒーターを敷きます。
水入れの位置は少し低温にして高温になった時の逃げ場にします。
アダルト:ケージ温度は26〜30C゚でケージの50%に底面ヒーターを敷きます。

●アルビノやハイタンなどの特に改良品種のベビーは30〜33C゚のやや高温にした方が黒化が防げるようです。高温による蒸れや乾燥に注意です。
●幼体の飼育1(給餌、脱皮)
餌の量:生まれてから3ヵ月はほぼ毎日コオロギの腹だけか小さめなら頭を潰してピンセットで食べるだけ、触角、足を嫌がる個体には取って与えます。
体色がくすんで来たら脱皮の前兆で脱皮直後は餌を食べません。
湿度:霧吹き、ウェットシェルターなどで50%〜70%程度に調整します。蒸れは注意です。家はタッパーに湿らせたスポンジを入れてヒーター上において調整しています。

水は三日に一度は交換します。
●幼体の飼育2(カルシウム)
ベビーはカルシウム不足するとクル病になりやすいので餌にカルシウムパウダーを付けて与えます。
パウダーにはビタミンD3入りの物とD3なしの物があり、D3無しは餌に毎回振り掛けて与え、D3入りはカルシウムの吸収がよくなる反面与え過ぎるとビタミンD過剰症をひき起こす原因になりますので与え過ぎに注意です。目安は週1、2回与える程度です。
総合ビタミン剤などもすぐれものですが与え過ぎは危険です。
●成体の飼育
餌:通常健康なオスは週1、2回コオロギをピンセットで食べるだけ与えます、ジャイアントミルワーム(頭を潰して与える)などをたまに与えたりしますが与え過ぎると偏食してコオロギを食べなくなる事もあります。カルシウムはがっちりしたオス個体ならたまに付ける程度です。繁殖に使うメスはオスより餌を多めにしてカルシウムは定期的に与えます。(幼体の飼育2参照)ピンクマウスを与える場合もカルシウムは必要です。
●複数飼育の注意
●一つのケージに複数個体の飼育は事故や病気感染が起きる可能性があり危険なので爬虫類は個別飼育が基本で淋しいとかはありません。スペース関係で仕方なく複数同居させて飼う場合でもオスどうしは争うので必ず離します。
●メスどうしの同居、ペア同居もケージが狭いと弱い方の個体はストレスを感じます。
●ベビーの同居もケージが狭いと弱い個体はストレスで餌食いが落ちて成長が悪くなったりします。
●事故のパターン
脱皮不全による指・尾の欠落、保温球の火傷、底面ヒーターの低温火傷、落下や個体どうしの喧嘩による怪我、尻尾の自切、脱走、蒸れ、ケージ温度の事故、複数飼育で給餌中の餌の取り合いからの事故、他の飼育動物の脱走やいたずらの事故など。
これらは飼育者の観察不足、勉強不足、不注意によるものが大部分です。
尻尾を乱暴に持ったりすれば危険を感じ、尾を切るのは当たり前で想像力を持って飼育してください。
●病気の種類
ストレス、脱水、腸閉塞、卵詰まり、クル病、ビタミンAまたはD過剰症、ダニ、内部寄生虫、原虫性胃・腸炎、クリプトスポリジウム症、マウスロット、結膜炎など。
●個体選び・購入
●餌食いがよい●全体の骨格に異常がない(肩腰がずれたり、皮が余ったりして変なしわがある)●クル病でない(足が内側に曲がったりする)●目が力強い(病気個体は反応が緩慢な事が多いです)●まぶた・尻・尾・足の指に異常がない(まぶたがかけてる、指がない、尾の先端が曲がっている、気にならないなら影響はありません)●順調に成長している(生後ある程度の期間が過ぎているのに成長が悪くベビーに見える個体もいます)
●検疫・隔離とは
新しい生き物が来た時は健康そうでも病気かもしれないため検疫が必要です。特にヒョウモンはクリプトスポリジウム症と呼ばれる原虫性腸炎(確かな治療法がなく検便などでも発見は極めて困難)に抵抗力が弱いためにそのような個体を持ち込んで他個体と接触させた場合次々と感染する恐れがあり予防のため検疫が必要です。
一定期間個体を隔離して糞や餌食いなどの異常を観察します。知識のある動物病院の検査が1番ですが。
●検疫方法
●ケージを個別にする(なるべくなら同じ部屋におかない)
●他の個体が食べ残した餌を与えない。水入れウェットシェルターなども他個体が使った物をそのまま使わない。
●ピンセットやケージを洗うスポンジなども個体・コロニーごとに別にする。
●個体・コロニーの世話ごとに手を洗う。
●安全が確認されるまで他個体との接触はさけさせる。
●新しく連れて来た個体の世話は最後に行うか世話を完全に別にする。

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